栄養と心

栄養と心栄養

人間は食べ物のお化けです。英語でYou are what you eat.と言うように、食べるもので人間の精神や肉体は作られていきます。

栄養素が体の健康に深く関わっていることは、現在では医学の常識になりつつあります。しかし栄養素が「心」にまで重大な影響を及ぼしていることは、実はあまり知られていません。精神科の医師でも、栄養素の重要性を認識している人はあまりいないくらいです。

昔からビタミン欠乏症として、夜盲症や脚気かっけ・壊血病などが知られてきました。

ビタミンB3や、B1、ビタミンAなどの不足により上記のような症状が出てきてしまうようです。

心とは何から出来ているか

唐突ですが、

 心はどこにあると思いますか?また、心とはなんだと思いますか?

難しい質問ですが、科学の世界では心の現象の背後に関連する脳部位や脳のネットワークの存在が明らかになっています。なので、心と脳には関係があり、脳の働きの表れが心であるといっていいのではないかと思います。

心=脳の働きの現れ

脳に必要な栄養

 十分な栄養素があって肉体の健康が保たれるように、脳も十分な栄養素があってこそ健康が維持されるようになっています。栄養素が欠乏すると異常をきたすのは、肉体だけでなく、脳を形成する細胞も同じなのです。栄養素の不足によって脳の機能に異常をきたすと、当然、心にも異常が発生するようになるのです。

 このことは最近の西洋医学、現代栄養学の進歩によって明らかになりましたが、ヨガの世界では古くから言われていることでありました。

ヨガの世界での栄養

 

 食べるということは生きるのに必要なものを補うことです。だから、必要で適した質と量の食べ物だけが栄養となり、不必要なものは毒となってしまいます。

この場合の毒とは、体の異常や心(脳)の異常を作り出す原因となるものです。

 ヨガでは何を、どのように調理して、どのくらい食べるということで健康状態が左右されると説かれています。

ここではヨガでいう食事法を紹介していきます。心を豊かに健康になりたいと望む方はぜひ、参考にされてください。

  1. 全体食(Whole food)
  2. 生食
  3. 乾燥食

❶全体食(Whole food)

全体食というのは例えば、肉や魚にしても骨から皮までできるだけ全て食べるように気をつけるということです。野菜についても同じで、大根などは、根だけ食べてるではなく、葉も一緒に食べます。

大抵の食品は、外皮に栄養が豊富に含まれているため、このような食法は栄養を逃さず摂取できるためオススメです。

ただし、最近の野菜や果物は、皮に危険な残留農薬などが含まれていますので、できれば有機栽培された、無農薬のものを取り入れましょう。

❷生食(生菜食)

生食というのは、できるかぎりのものを生で摂取するという食べ方です。主には野菜です。
野菜は、生菜食として食べるか、油炒めでたべると、栄養をそのまま吸収できます。

生菜食の効果としては、ビタミン、ミネラルを活性のまま摂取できること、また植物酵素やホルモンを吸収できることです。

❸乾燥食

 

食物を乾燥させると、ビタミン、ミネラルともに強く活性化されるため、その効力は生食より高くなると言われています。

乾燥食品には毒物中和力、解毒作用、防腐力、排泄力があるのはこのためで、漢方薬などはそのほとんどが乾燥させているものであります。

また、乾燥食には結構を促進させ、体を暖める働きもあるのでとくにオススメです。

スルメやイカなど手軽に手に入るものをおやつとして食べてみてもいいと思います。

まとめ

以上ヨガ的食事法の紹介でした。毎日の食事に少しでも取り入れてみてください。ココロの様子が変わってくるはずです。

もう少し具体的な食事の取り方や、おすすめのサプリメントについてもまた紹介しますので、もう少しお待ちください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました