心がイライラしている時、落ち込んでいる時、人に当たってしまう時、不安になる時など、感情が不安定になっているとき、人の筋肉は凝り固まっています(特に上半身)
ヨガの世界でいう「上虚下実」(上半身がリラックスし、下半身に力がこもる理想的な体の状態)からかけ離れた「下虚上実」の状態になっています。
例えば、
上半身の筋肉が柔軟で緩みきっている状態でイライラしようと思ってもできません。
また、足腰の筋肉が弱い状態でクヨクヨするな!といってもクヨクヨしてしまうものです。
このように、体の筋肉は感情と深い関わりがあるのです。
筋肉が柔軟になればなるほど、精神は安定し、心穏やかに毎日を過ごすことができます。
身体の筋肉と感情のくわしい関係
胸の筋肉が萎縮硬化していると消極的で疑い深くなり、素直さに欠けます。
腰の筋肉がこると何事も億劫でやる気がしなくなり、動作が遅くなります
みぞおちや腹筋まわりの呼吸関連筋が硬化し固くなると呼吸が必然的に浅くなるので、意気消沈し、うつ傾向に陥ります
下半身(足腰)の筋肉が弱いと元気が抜けてきます。そして、些細なことにクヨクヨする不安定な心になります。
改善するには?
ヨガには筋肉を伸ばし、柔らかくしなやかにするアーサナ(ポーズ)が豊富にあります。
また、ヨガでは筋肉を縮める方に使うアーサナも行います。
筋肉には伸びる要素と縮む要素がありますが、この伸縮の幅が広いほど、筋肉の柔軟性は増すのです。
なので是非、ヨガを通してこれらの効果を実感されてみてください。
習慣化することであなたの心はさらに豊かになるでしょう。
コメント