今回は断食中に使用する置き換え食の種類やその作り方についての解説です。断食をされてみたい方は是非参考にされてみてください。
置き換え断食の種類
❶寒天断食
❷青汁断食
❸すまし汁断食
❹リンゴ断食
主にこの4つを紹介します。
❶寒天断食
日々の食事を寒天に置き換える断食です。寒天を食べるため、空腹の辛さを和らげることができます。
作り方
①棒寒天一本半（粉末で10g）を一食分とし3合（540ml）の水で煮る
②2合半（450ml）まで寒天が煮詰まったら黒砂糖か蜂蜜30gと塩5gを入れて混ぜれば完成！
③熱いうちに飲んでもよし、冷蔵庫で冷やして固めて食べてもよしです。
④蜂蜜は上からかけて食べても大丈夫です。（その場合②では甘みを加えない）
⑤大食する人は棒寒天２本分に増やしても大丈夫です。
寒天断食のメリットとしては、断食後に起こりやすい腸捻転や腸閉塞を防ぐ効果が期待できます。初心者の方にも非常におすすめの断食方法です。
❷青汁断食
5種類以上の野菜250gで作る青汁を飲む断食です。1日2回昼と夜に飲みます。
栄養価が高いのが特徴で、作り方はこだわらず、家庭用のミキサーやジューサーでつくれます。
作り方
①5種類以上の野菜（250g）をジューサーにかける
②飲む時は焼き塩を少し入れて飲むと良い
③飲みにくい場合は、リンゴやレモンを少し入れても大丈夫
④断食中は青汁でも胃の負担になるため、倍に薄めて飲む
④作ったら30分以内にゆっくりと飲むこと
⑤実のものは使わないようにする（トマト、豆類、オクラ、アスパラガス、きゅうりなど）
これにはちみつ30gや酵素ドリンクを少し混ぜて飲む方法もあります。
効果としては、排便をよくしたり、血液の浄化作用、血管を丈夫にする作用が期待できます。
青汁断食におすすめの野菜
○ホウレンソウ ○ツルムラサキ
○パセリ ○レタス
○小松菜 ○キャベツ
○ケール ○モヤシ
○うまい菜 ○カブの葉
○しろ菜 ○大根菜
○大葉 ○チンゲンサイ
❸すまし汁断食
作り方
①3合（540mg）の水に昆布、干し椎茸各10gを入れて、数時間おく
②それらを火にかけて、沸騰する直前に昆布と椎茸を取り出し、醤油30mlを入れる
③②に黒砂糖30gを溶かすか、別々で食べてもOK
④これを一色分として1日2回、昼と夜熱いうちに食べる
⑤カツオ節や煮干しは動物性なので使わない
味が美味しくて、断食のストレスが緩和されやすいです。塩分が少し多いため、腎機能の悪い方は、青汁断食をおすすめします。
❹リンゴ断食
リンゴ断食は美味しく、比較的たくさん食べられるので初心者におすすめの断食方法です。
作り方
①リンゴ1個半（約300g）を1食分として、これを1日2回食べる
②おろし器でリンゴを擦り、クリーム状にして食べる
③直前までリンゴを冷やしておくと甘味が増して美味しくなります。
④注意点としては、リンゴの皮をむくことです。無農薬栽培の安全なものなら皮ごと食べても構いません。
おまけ
上記に記した断食方法の他にも、果汁断食や酵素断食、重湯断食など様々な種類の断食方法があります。無理をせず、色々な方法で試されてみてください。
また、今回はおまけとして回復食の最初におすすめのスッキリ大根の作り方も紹介します。
スッキリ大根の作り方
用意するもの（一人前）
○大根3分の1本
○だし昆布
○しそ梅干し3個（たたき梅にする）
○きゅうり（あってもなくてもどちらでも良い）
作り方
①大根を短冊切りにする
②だし昆布を入れた鍋に水を2リットルほど入れる
③短冊切りにした大根を鍋に入れて40分ほど弱火で茹でる
食べ方
①まず茹で汁を茶碗一杯ゆっくりと飲む
②茹で汁にたたき梅を入れてお湯を注ぎ、ゆっくりと飲む
③柔らかく茹でた大根をよく噛んで食べる
④大根がなくなるまで②と③を繰り返す
この食事を回復食の最初に取ることでデトックスが促進され、断食の効果がより一層高まります。ぜひ試されてみてください。
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